軽井沢・プリンスショッピングプラザ、売り場過去最大の増床へ

　国内外から年間８００万人近い人が訪れる県内最大のショッピングモール「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」（北佐久郡軽井沢町）が、来年夏までに過去最大の売り場面積の拡大を行うことが１３日、明らかになった。店舗数は約５０増えて計約２４０になる。西武グループの西武プロパティーズ（埼玉県所沢市）が同日公表した。 　２０１５年春に北陸新幹線金沢延伸を控え、北陸からの客も引きつける狙いで、施設内の移動など客の利便性もアップさせる計画だ。 　同社によると、新たなモール棟は、施設内の建物群のうち「ニューウエスト」東側の「芝生のひろば」に建設。高級ブランドのファッション、食品、ペット関連、ホビーなどの店舗が入る予定だ。他に食事ができる約５００席のフードコート、ＪＲ軽井沢駅前に施設案内機能を集約した新棟も建設。「ウエスト」内の土産物の店舗棟も建て替える。新たなモール棟が東西の既存棟をつなぐ形となり、客の行き来がしやすくなる。 　新たな建物はプリンスホテル（東京）が４２億円かけて建設する。いずれも鉄骨平屋で、総店舗面積は約８千平方メートル増の約４万平方メートルになる。 　同プラザの年間レジ客数は７５５万人で売上高は約３４９億円（１３年３月期）。売り場拡大後は８００万人、４００億円を目指すとしている。北沢雄一郎支配人は「幅広いお客さんに楽しんでもらえる店を導入したい」と説明。秋のバーゲン時に東京―軽井沢間で運行している貸し切りの新幹線を、金沢延伸後は北陸方面からも運行したいとの考えを示した。（長野県、信濃毎日新聞社）