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「大町暮らし」の先輩訪問 首都圏などからツアー

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 田舎暮らしを希望する人々を大町市に迎えた1泊2日の「大町暮らし拝見ツアー」が20日始まり、首都圏などから参加した9家庭の計16人が、既に市内に移住した“先輩”宅を訪ねて暮らしぶりを見学したり、体験談を聞いたりして交流した。  定住人口増に取り組む同市が、移住者らでつくる「安曇野アイターン友愛会」に呼び掛けて企画。東京都、千葉県、愛知県などの参加家族らはこの日、友愛会会員の案内で、兵庫県から移住して10年になる同市美麻の中島満(みつる)さん(63)宅など2軒を訪ねた。  農家民宿を営み、ニワトリやポニーも飼育している中島さん方では、手作りの丸太小屋などを見学し、きのこ汁とはざかけ米のおにぎりを賞味。中島さんが「産みたての卵はたまらないよ」と話すと、参加者からは「うらやましい」との声も。子どもを自然の中で育てたいと千葉市から家族で参加した久郷(くごう)明義さん(38)は「直接現地を訪れてみないと分からないことも多い。移住者に触れられるのはいい機会」と話していた。  一行はこの後、宿泊先の木崎湖畔の民宿で友愛会の7人と会食、情報交換。京都市から30年前に移住し、友愛会事務局を務める梅田敏男さん(52)=大町市常盤=は「冬の厳しさや、働き口、子育てなど移住希望者が必要としている情報をしっかり伝え、定住促進に一役買えればうれしい」と話していた。市は今後も同様のツアーを開いていく。(長野県、信濃毎日新聞社)


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