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上田で県総合防災訓練 災害情報メール、初の試験配信

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 県総合防災訓練は21日、県内各地から107団体約3500人が参加し、上田市国分の千曲川沿いの上堀グラウンドを主会場に行われた。市内で震度6強の地震が発生し建物の倒壊や火災が続出、豪雨で千曲川が氾濫する危険性も高まっている―との想定。市内にいる人の携帯電話に「緊急・災害情報メール」を配信する試験も初めて実施した。  主会場や上田駅周辺、国立病院機構信州上田医療センター(緑が丘)など市内5カ所で計65種類の訓練をした。主会場では、倒壊建物からの被災者救出、消火剤を使った石油タンクの消火、自衛隊ヘリが着陸せずに支援物資を地上に下ろす訓練などをした。  放水訓練に参加した上田市消防団の小林稔夫本原(もとはら)分団副分団長(38)=上田市真田町本原=は「地元には1人で避難するのが難しいお年寄りも多い。訓練を機に災害時に助け合う態勢も地域で考えていきたい」と話した。  緊急・災害情報メールは県庁危機管理防災課のパソコンからNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの各メールセンターを通じて配信する仕組みで、4月に運用を開始。訓練では午前9時、「試験配信」との内容のメールを一斉配信した。同課の松沢正雄・危機管理係長(55)は「県全域から1市町村まで配信地域を設定できる。この仕組みを広く知ってもらえるようにしていきたい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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