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針ノ木雪渓で「慎太郎祭」 雪踏み締めシーズンの安全祈る

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 日本三大雪渓の一つ、大町市の北アルプス・針ノ木雪渓で2日、「第56回針ノ木岳慎太郎祭」が開かれた。涼風が吹き抜ける雪渓の途中で約240人が「雪山讃歌」を合唱。シーズンの安全を祈った。  同市を拠点に日本初の登山案内人の組合をつくった百瀬慎太郎(1892~1949年)の功績をたたえる恒例行事。一行はサクッサクッと雪渓を踏み締めて高度を上げ、初夏から早春へ逆戻りする季節を体感した。  標高1800メートル付近の式典会場では時折差す陽光に雪渓が輝き、神事の後、標高2500メートル余の針ノ木峠を目指す記念登山や自然観察を思い思いに楽しんだ。  「いつも山に囲まれて生活しているけれど登山は初めて」と、友人と参加した北安曇郡白馬村の黒川恒代さん(38)。「自分の限界に挑戦してきます」と元気よく針ノ木峠へ登っていった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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