中高年の野球愛好家が集い、「お父さんの甲子園」として親しまれている「第25回全日本生涯野球大会」が1、2の両日、上田市下之条の県営上田野球場など東北信地方の39会場で開かれた。県内をはじめ東京都、大阪府、三重県など全国から150チーム計約3千人が参加し熱戦を繰り広げた。 年代別に5グループに分かれ、全チームが2日間で3試合ずつ戦った。69歳以上は16チームが参加。県営上田野球場では二塁手の頭を越える右中間への大きな適時打を放ったり、挟殺したりと、年齢を感じさせないはつらつとしたプレーが目立った。週2回の練習を積んで出場した千葉県市川市の「古希市川ライオンズ」の松本忠明主将(78)は「毎年楽しみ。ことしも良い汗を流せた」と話した。 大会は、千曲市に事務局を置く全日本生涯野球連盟(大塚寛会長)が「野球を楽しみながら、健康づくりや交流をしよう」と年1回、同市や上田市の旅館が比較的すいていて宿泊しやすいこの時季に開いている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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