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県内 犬・猫の悲劇減少 保健所収容数10年で半分に

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 昨年度、県内の保健所が保護したり、飼い主が保健所に持ち込んだりした犬と猫の数は、犬1225匹、猫2607匹で、2003年度と比べそれぞれほぼ半減したことが2日、分かった。引き取り手が見つからず殺処分される犬・猫の割合も、犬が03年度の49・4%から12年度は9・2%、猫が97・6%から68・7%に低下した。県食品・生活衛生課などは、飼い主に呼び掛けてきた去勢や避妊手術の普及や、収容された犬・猫の引き取り手を探すボランティアの取り組みなどが要因とみている。  県の保健所(10カ所)と長野市保健所は、収容した犬や猫を2週間程度、畜舎で飼育しながら引き取り手を探し、引き取り手がいない場合は、県内3カ所の犬等管理所で殺処分している。  県と長野市のまとめによると、03年度の犬の収容数は2396匹、猫は4895匹に上っていたが、年々減少傾向にある=グラフ。  県は、飼い主のモラル向上を目指す―などとする06年度から10年間の県動物愛護管理推進計画に沿い、去勢、避妊手術の普及を進めるなどしている。また、飼い主が迷子になった犬や猫を見つけやすいよう、保健所が保護した犬や猫の特徴をホームページで紹介。育て方を相談する催しを企画する保健所もある。  殺処分の件数は、犬が03年度の1183匹から12年度は113匹に、猫は4776匹から1792匹に減った。収容したうち、新たな飼い主に引き取られた割合は犬が21・8%から32・5%に、猫は2・3%から30・2%に伸びている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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