長野市で開かれている第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)は21日、同市のビッグハットとホワイトリングの2会場で競技を行った。過去最多23人の県内選手を含め全国から23種目に参加した302人が、培った技能を競った。 ホワイトリングでは12種目を実施。花瓶を載せる台を製作する家具種目は、選手がかんなやのみで木を削って正確に組む技術などを実演した。喫茶サービスの種目では、模擬喫茶店で来場者を客に見立て接客技術を披露。競技が終わるたびに来場者から大きな拍手が送られた。 県長野養護学校高等部朝陽教室(長野市)3年の山崎花美さん(18)は、フラワーアレンジメントの種目で初めて出場。ピンク色のバラをメーンにした華やかな作品を仕上げ、「いい作品ができてとても自信がついた」と胸を張った。 表彰式と閉会式は同市のホクト文化ホール(県民文化会館)で22日に行う。(長野県、信濃毎日新聞社)
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