第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)は22日午前、長野市若里のホクト文化ホール(県民文化会館)で表彰式と閉会式を行い、3日間の日程に幕を閉じた。過去最多の23人が出場した県選手団からは、14選手が入賞。最高賞の金賞には、洋裁でみつばクリーン(飯田市)の小倉光男さん(67)、家具で県長野ろう学校(長野市)の中沢優介君(16)、電子回路接続でエプソンミズベ(諏訪市)の向山雅士さん(33)が輝いた。 県選手の入賞は他に、銀賞7人、銅賞3人、努力賞1人。表彰式では競技ごとに入賞者がステージに上り、大会名誉会長の阿部守一知事らがメダルを贈呈。会場からは大きな拍手が送られ、入賞者は笑顔で手を振り、応えていた。 競技は21日に長野市のビッグハットとホワイトリングで23種目を実施。15歳以上で障害のある全国の302人が出場し、職場などで磨いた職業技能を競い合った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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