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技能五輪、諏訪で熱戦に火ぶた 「旋盤」競技スタート

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 若者たちがさまざまな職種で腕を競う第50回技能五輪全国大会が松本市と諏訪市で26日開幕するのを前に、諏訪市湖岸通りの旧東洋バルヴ諏訪工場跡地で22日、「旋盤」の競技が先行して始まった。出場予定の80人を五つのグループに分け、この日は長野県選手3人を含む16人が課題に挑戦。次世代のものづくりを担う「若き匠(たくみ)」たちが熱戦の火ぶたを切った。  旋盤は、金属材料を固定して高速回転させながら刃物で削る代表的な工作機械。午前9時、ホイッスルの合図で競技が始まると、選手たちは素早い手つきで材料を固定し、慎重に刃物を当てて粗削りに入った。  競技時間は昼食を挟んで4時間45分。その間に五つの部品を仕上げ、精密に組み合わせて手のひらサイズの課題作品を作り上げる。  産業用エンジンなどを製造するIHIシバウラ(松本市)から昨年に続いて出場し、この日競技に臨んだ松橋亮さん(23)=松本市波田=は開始前、「年齢制限で最後の大会になる。プレッシャーに負けず、全力を出し切りたい」と決意を表した。北佐久郡御代田町から見学に訪れたメーカーの男性社員(28)は「自分より若い世代が打ち込む姿に圧倒される」と、真剣な表情で見入っていた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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