飯田工業高校(飯田市)全日制原動機部は5日、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開かれた電池自動車の大会「2012Ene―1(エネワン)GP(グランプリ)SUZUKA」のレースの1クラスで、総合優勝を果たした。別のクラスの高校部門でも優勝。来年度の飯田長姫高校(飯田市)との統合を控え、飯田工高として出場する鈴鹿サーキットでの最後のレースで有終の美を飾った。 同校が出場したのは、充電式の単3電池40本を動力源とする「KV―40チャレンジ」のうち、車両重量制限がない「KV―1クラス」と、車両重量35キロ以上の「KV―2クラス」。自作の三輪車両2台で1周5・8キロのコースを3回走り合計タイムを競った。 KV―1クラスには45チームが出場し、高校部門で優勝し、一般や大学生部門を含めた総合で3位。KV―2クラスは26チームが出場し、高校生部門で優勝した上、総合でも優勝した。 KV―1のドライバー、3年生奥原光君(17)は「統合前に良い結果を出せた」。KV―2のドライバー、2年生林龍(りょう)君(16)は「鈴鹿の舞台で優勝できて本当にうれしい」と喜んでいた。 同大会に県内からは飯田工高を含め高校2校、中学1校と県工科短期大学校が出場。KV―2に出場した信大付属長野中(長野市)は中学部門(2チーム出場)で優勝、全体で4位だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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