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志賀高原にエコパーク協議会 山ノ内町・高山村と群馬側

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 下高井郡山ノ内町と隣接の上高井郡高山村、群馬県側の草津町、中之条町、嬬恋村が28日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が登録した「志賀高原ユネスコエコパーク」を地域振興などに活用していくため、「志賀高原ユネスコエコパーク協議会」を設立した。協議会は8月、ユネスコ側に山ノ内町と高山村のエコパークの範囲拡大を申請し、来年度の変更実現を目指す。  エコパークは、厳重に保護する「核心地域」、その周囲で教育などに利用する「緩衝地域」、周辺で経済発展を図る「移行地域」の三つからなる。だが、志賀高原など1980(昭和55)年に登録された国内4カ所のエコパークには、移行地域が設定されていない。  山ノ内町と高山村は、エコツーリズムによる観光振興、農産物のブランド化などにつなげていくため、それぞれに「移行地域」を新たに設け、併せて「緩衝地域」を拡大し、山ノ内町は岩菅山周辺以外の地域、高山村は村全体をエコパークにしたい考えだ。  今回の変更申請は協議が先行している長野県側だけで、群馬県側の3町村では変更しない。数年後に追加の変更申請を予定しており、山ノ内町全体への範囲拡大や群馬県側の区域変更などを検討する。  28日、山ノ内町で開いた設立総会には5町村や各観光協会、地権者ら約20人が出席。協議会長に選ばれた山ノ内町の竹節義孝町長は「地域の産業や環境教育、学校教育に生かせるように協力して進めていきたい」と述べた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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