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三才山トンネル「無料化を」 上田・松本市長が知事に要望

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 母袋創一・上田市長(県市長会長)と菅谷昭・松本市長が24日、県道路公社管理の有料道路・三才山トンネル(上田市―松本市)の早期無料化など、利用者負担軽減を阿部守一知事に求めた。県の利用実態調査で両市在住者が生活道路として使っている例が多かったことなどを受け、初めて足並みをそろえて要望した。東信と中信を結ぶ大動脈でもあり、観光面での効果も念頭に置いた。  三才山トンネルの通行料金は普通車500円。公社は建設に充てた借金を料金収入で返し終える2021年まで徴収する計画だ。一方、県が5月に利用者を対象に行った調査では、両市在住者の利用が約7割、通勤、通学、通院の利用が合わせて約6割を占め、生活道路の側面が強いことをうかがわせた。  この日は母袋、菅谷両市長が県庁を訪問。母袋市長は、14年度末の北陸新幹線金沢延伸にも触れ、「中南信の皆さんが新幹線で東京、金沢に行くのに利用するのは上田駅か長野駅」と指摘。延伸後の新幹線停車本数の維持に向けた利用者増のためにも、トンネル通過時の負担軽減などの必要性を強調した。  一方、菅谷市長は県営松本空港(松本市)の利用促進のためにも「知事の英断を」と要請。両市長はともに同公社管理の平井寺トンネル(上田市、普通車200円)、松本トンネル(松本市、社会実験で全車種とも昼間100円、夜間無料)の負担軽減や無料化も求めた。  阿部知事は「無料化は県民が広く負担する形になるので、直ちにいいとは言いづらい。知恵を出して一緒に考えたい」と説明した。知事は9月県会一般質問の答弁では三才山トンネルなどでの日常利用者への負担軽減策を検討する意向を示している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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