県は２日の県会総務企画委員会で、県営松本空港（松本市）と韓国・仁川国際空港との間で８月末、同国のアシアナ航空が試行的に国際チャーター便を運航することを明らかにした。一定期間を区切ってチャーター便を運航する「プログラムチャーター」の実施を視野に、需要があれば、１０月上旬～１１月下旬にかけて仁川間に国際チャーター便が開設される可能性がある。
松本空港から韓国へのチャーター便は運航したことがあるが、韓国からのチャーター便は初めて。
プログラムチャーターは、県が松本空港への将来的な国際定期便開設も念頭に模索。５月にはアシアナ航空と韓国の旅行会社関係者を県内に招き、チャーター便を使った県内観光などをアピールした。
県交通政策課によると、アシアナ航空側から１日夕、８月末から９月初めにかけて県内観光地を巡るツアー客を乗せたチャーター便を運航予定と連絡があった。
松本空港で国際チャーター便を運航する際、臨時的に設ける出入国管理・税関・検疫業務が円滑に行われるかも評価のポイントになるとみられる。県内の訪問地やツアーの規模は未定。今後、県内から仁川に戻る便を利用するツアー商品の募集もある見通しという。（長野県、信濃毎日新聞社）
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松本空港―仁川国際空港 来月末にチャーター便試行
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