上田市武石小６年生、里山でマツタケ狩りを楽しむ

　上田市武石小学校の６年生５０人が２４日、武石地域にある里山でマツタケ狩りを楽しんだ。例年より数が少なく、やや小ぶりな物が目立ったものの、５８本計約３・４キロを収穫した。２９日の給食でまつたけご飯にして全校児童で味わう予定だ。 　収穫場所は、地元財産区が管理する山の一角。市武石地域自治センター職員らに生えている場所を教えてもらいながら、アカマツの根元近くで土に埋もれたマツタケなどを手で慎重に引き抜いた。 　初めてマツタケ狩りをしたと言う川合凜（りん）さん（１１）は「折れないように優しく引っこ抜いた。傘の裏の部分から特にいい匂いがする」。坂部我空（がく）君（１２）は「急斜面に生えていて驚いた。給食で食べるのが待ち遠しい」と話した。 　同校は総合的な学習の一環で１０年ほど前からマツタケ狩りを実施。財産区から収穫分の無償提供を受けている。（長野県、信濃毎日新聞社）