文化学園長野高校(長野市)を経営する学校法人文化長野学園(同)が、県に「文化学園長野中学校」の設置認可を申請したことが8日、分かった。2014年4月に開校し、同高校との中高一貫教育を始める計画。同中学校は1学年2学級で、計60人を募集する計画だ。県は、県私立学校審議会が審議して今冬に認可を判断するとしている。 同高校は1983(昭和58)年に文化女子大学付属長野高校として開校。11年度に共学化し、現校名に改称した。現在は女子部と共学部に計436人が在籍している。倉石雅史校長は、中学開校について「地域の期待に応え、学校の多様化を図るため」と話している。 同中は週3回、1日7時限授業を実施したり、隔週で土曜日に授業をしたりし、学習向上に力を入れる方針。倉石校長は「生徒と保護者の進路希望をかなえる教育とともに、伸び伸びとした高校の校風も生かす」としている。 校舎は新設せず、文化学園長野専門学校が昨夏まで使っていた同高校敷地内の校舎を改修して使う。9月7日、10月12日、11月9日、12月7日に同高で学校説明会を開く。 県内では14年4月に県立諏訪清陵高校付属中学校(仮称、諏訪市)も開校予定。県情報公開・私学課によると、県内の中高一貫校(小中高一貫校、6年制の中等教育学校も含む)は計8校になる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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