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早生リンゴ「祝」出荷 長野 凍霜害で出荷減予想

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 共和園芸農協(長野市)は8日、早生種「祝(いわい)」の出荷を始めた。2013年産のリンゴでは初出荷。4月の凍霜害で表面が茶色く変色するなどの影響が出ており、同農協はことしの出荷量が前年度の18トン余から16トンに減ると予想している。  この日は農家11戸が計約340キロを同市篠ノ井岡田の選果場に持ち込んだ。地元の女性らが、ラインを流れる果実を大きさや形、傷や変色の有無などで選別し、段ボールに詰めた。祝は黄緑色の小玉で酸味が強く、仏壇の供え物に好まれる。盆行事が早い関東地方などへ8月上旬まで出荷する。  同農協によると、ことしは凍霜害で例年より小ぶりの物もあり、全体の半分ほどで果実の下部にさびのような変色が発生。変色がひどい実は直売所で安く販売したり廃棄したりする。同市篠ノ井小松原のリンゴ畑約50アールのうち3アールで祝を育てる専業農家山田吉弘さん(69)は「凍霜害で収量は昨年の半分くらい」と話していた。  農林水産省によると、県内の12年産リンゴの収穫量は計16万5800トンで、都道府県別で青森県に次いで2位。県産リンゴの主力品種は、つがるが8月下旬、ふじが11月上旬にそれぞれ出荷が始まる見通しだ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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