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野辺山30・1度7月史上最高 県内厳しい暑さ続く見込み

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 県内は9日、太平洋高気圧に覆われて全域で晴れ、飯田市南信濃で最高気温が36・9度となり2日連続で35度以上の猛暑日になるなど、前日に続き厳しい暑さとなった。南佐久郡南牧村野辺山は最高気温が30・1度で7月の観測史上最高を記録し、野菜農家らが対応に追われた。飯田(最高気温35・7度)、佐久(同35・1度)も猛暑日となり、30観測地点中27地点でことし最高を更新し、熱中症の疑いで病院に搬送された人は深夜までに全県で30人に上った。  同日午後5時40分すぎ、南牧村野辺山では、高温による野菜への影響を警戒し、水をまく生産者の姿があった。  40代の男性は「例年ならこの時期に水をまくことはあまりないが、今日は特に暑く土がいつも以上に乾燥していたから」と、前日植えたばかりのキャベツの苗にトラクターから水をまいた。キャベツの苗は水分が足りないと枯れてしまう。「農協などから通知は無かったが、自分の判断で水をまいた」と話した。  一方、野辺山に隣接する南牧村平沢の酪農家(60)は同日朝、乳牛に与えた牧草があまり減っていないことに気付いた。「普段に比べると半分ほど」と体調を心配した。また、7頭飼っている子牛のうち、生まれて半月ほどの1頭の息が荒く、熱中症のような症状だった。「普段の体温は36~37度くらいなのに今日は41度くらいあり、水道水で体を冷やした。こんなことは今まではなかった」と話した。  長野地方気象台によると、13日ごろまでの県内は太平洋高気圧に覆われて晴れ、気温がかなり高い所が多い見込みで、熱中症など健康管理に注意を呼び掛けている。  10日の予想最高気温は、松本と飯田で34度、長野と諏訪で32度、軽井沢で30度。気温が上がり大気の状態が不安定になるため、夕方から夜の初めごろにかけて雨になる所がある見込み。(長野県、信濃毎日新聞社)


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