中央道恵那山トンネル下り線(下伊那郡阿智村―岐阜県中津川市)の天井板撤去工事の終了に伴い、10日午前6時に通行止めの解除が予定されていた上り線の飯田山本(飯田市)―中津川インター(IC、中津川市)間は、工事用車両の故障で作業が遅れ、開通が7時間遅れの同日午後1時までずれこんだ。これに伴い、中津川市内の上り線では渋滞が発生した。 中日本高速道路(名古屋市)によると、天井板撤去工事に伴い対面通行だった恵那山トンネル上り線を含む約13キロ区間について、9日午後1時から10日午前6時までの予定でセンターライン上に設置したポストコーンの撤去などを実施。ところが、同午前2時ごろ、換気ダクトを積んだ台車のエンジンがオーバーヒートし、同トンネル内で立ち往生した。台車がトンネル外に出たのは同10時半すぎだった。 同社は午前4時半ごろ、通行止めを同9時まで延長したことを同社のホームページに加え、サービスエリアや沿線国道などに設置された電光掲示板を通じてドライバーに知らせた。その後、開通時間は午後1時に延長された。 また、中津川市内の上り線での渋滞発生に伴い、同社は午前10時25分、通行止め区間を中津川ICの西方の瑞浪IC(岐阜県瑞浪市)まで延ばす対応を取った。 中日本高速道路名古屋支社広報・CSチームは「通行止め解除が大変遅れ、お客さまにおわびしたい」と話した。(長野県、信濃毎日新聞社)
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