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北アルプス登山口に遭難防止の案内所・相談所

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 県山岳遭難防止対策協会(県遭対協)などは13日、北アルプスの登山口に遭難防止のための案内所や相談所を開設した。北ア槍・穂高連峰への拠点になる上高地・横尾(松本市安曇)には、北アルプス南部地区山岳遭難防止対策協会などが「安全登山案内所」を初めて開設。相談員は、昨年の遭難事故の発生地点を示した「遭難地図」を登山者に見せ、残雪が多い状況を伝えた。  案内所の「山の安全かわら版」と名付けたホワイトボードには「(槍ケ岳方面は)不安な人は軽アイゼンとストックが必要」「(涸沢から穂高岳山荘は)凍っている所もあり、前爪付きアイゼンとピッケルが必要」などの最新情報が記された。  県観光企画課の原一樹山岳観光推進員らが相談員を務め、「アイゼンは持っていますか?」「落雷に気を付けて」と声を掛けた。名古屋市の会社員古田力さん(28)は「残雪の量を知りたかったのでありがたい」と話していた。8月末まで開設し、週末や休日に相談員が詰める  一方、白馬連峰の登山口となる北安曇郡白馬村猿倉や同郡小谷村栂池高原など7カ所には同日、北アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会が登山相談所を設けた。  猿倉の相談所では、遭対協会員らが登山者に、前方に注意して落石に備えるよう助言。白馬大雪渓の3号雪渓付近に雪の裂け目(クレバス)ができているとし、県警職員も注意を促していた。  千葉市の会社員大橋孝寛さん(53)は「安全第一で楽しみたい」と話していた。相談所は15日までの3日間と20日~8月15日に開設する。(長野県、信濃毎日新聞社)


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