県は１７日、県内４２０労働組合を対象にした２０１３年春闘の賃上げ妥結状況調査の最終報（６月３０日現在）をまとめた。妥結した１９４組合の平均妥結額は３３８１円。前年同期を４８円（１・４％）下回り、第１報（４月２３日現在）、第２報（５月３１日現在）に続いて前年同期を下回った。県労働雇用課は、景気回復ムードから賃上げに期待感もあったが「賃金への影響は見受けられなかった」としている。
平均要求額も前年同期を８１３円（１１・０％）下回る６６０２円。平均賃上げ率は同０・０１ポイント下回る１・３９％だった。平均妥結額の分布は３千円台が最多で４３組合、４千円台が次いで多く３６組合。一方、０～９００円台は３１組合。うちゼロ妥結は２３組合で、前年同期より４組合多かった。
企業規模別の平均妥結額は「３００～９９９人」が４１０８円（平均賃上げ率１・６２％）で最も高く、「千人以上」の３４３２円（同１・２４％）、「３００人未満」の３０１６円（同１・３１％）と続いた。産業別では医療・福祉や情報通信などで高く、運輸や教育・学習支援などで低かった。（長野県、信濃毎日新聞社）
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県内の春闘妥結3381円 景気回復ムード「影響見えず」
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