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一番遠くまで飛ばせたのは? 小学生らが竹の空気砲作りに挑戦

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 竹で空気砲を作って遊ぶ小学生向けの講座が20日、上田市上塩尻の「ゆうすげと蝶(ちょう)の里」であった。この場所の整備を続けている地元有志らのグループと市西部公民館が「里山で自然遊び体験」の一環で初めて企画し、市内の7人が参加。子どもたちは同グループの会員に教わりながらのこぎりで竹を切り、完成後は木の実を弾にして、誰が一番遠くに飛ばせるかを競争した。  竹は地元に自生しているヤダケと呼ばれる種類で、直径1センチほど。近くの山にあるエノキの木の実を弾に使って竹筒の両端に詰め、手前の弾を細い竹の棒などで押し込むと筒内の空気が圧縮され、前の弾が飛び出す仕組みだ。  同グループ代表で元市教育委員長の清水卓爾(たくじ)さん(73)=上塩尻=は「子どものころはみんなよく作った」。子どもたちは慣れない手つきでのこぎりを持ち、会員が手伝って長さ20センチほどに切った。清水さんは「竹の穴よりも少し大きい実を選んで穴に押し込むと、よく飛ぶよ」と助言。7人が並んで一斉に撃つと、「パン」という音が響いた。  塩尻小5年の小川遥希(はるき)君(10)は「竹の断面を真っすぐ切ったり、筒の大きさに合う実を選ぶのが難しかった」、西小3年の柳沢瑛琉(えいる)君(8)は「いい音がして楽しい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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