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安曇野から大町へ「葦舟巡礼」出発 差し入れや飛び入りも

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 大町市の木崎湖一帯で8月3日に開幕する「原始感覚美術祭」のPRを兼ね、安曇野から大町市へと葦(あし)舟を引いて歩くイベント「葦舟巡礼」が20日、安曇野市の穂高神社を出発した。好天の下、若者ら約20人が参加。沿道の景色と応援を励みに、北安曇郡松川村の安曇野ちひろ美術館まで約12キロを無事運んだ。  水にゆかりの深い土地を巡り、美術祭開幕を飾ろうと企画。長さ5メートル、重さ約160キロの葦舟は、同美術祭実行委の若手らが木崎湖畔の葦を刈り、縄で束ねて作った。安曇平を造ったとされる泉小太郎伝説にちなみ「犀竜丸」と名付けた。  一行は穂高神社で道中の無事を祈願し、美術祭に出展する福島県田村市の土絵作家佐藤香さん(26)が木崎湖周辺の土を絵の具にして描いた帆を広げて出発。舟の上で参加者の子どもが太鼓をたたきながら行進し、いなりずしを差し入れる住民や、乗用車を止めて飛び入りで引き手に加わる人もいた。初日ゴールの安曇野ちひろ美術館では館内放送で到着が知らされ、たちまち観光客に囲まれた。  副実行委員長の池田武司さん(48)=安曇野市=は「見慣れた景色がただ歩くだけで新鮮。沿道の方々との出会いも楽しい」と楽しげ。21日は午前9時に同美術館を出発。主に西部山麓沿いを北進し、午後4時ごろ、大町市堀六日町の工芸・美術の交流拠点「麻倉(あさぐら)」に到着する予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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