Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

輝く諏訪の技術 砂時計お披露目

$
0
0

 諏訪市の精密加工業など県内5社が得意技術を持ち寄り、加工が難しい特殊な金属を使った高級砂時計を完成させて29日に発表した。諏訪地方のものづくりの技術をPRする狙い。4万2800円(税込み)で、100個限定。注文を受け付けている。  高さ8センチ、直径3・9センチで、1分間計測できる。砂は小松精機工作所(諏訪市)が自動車部品のプレス加工技術を応用。ステンレス板に穴を空けて1粒ずつ作った。粒の大きさは0・1~0・2ミリで、ばらつきを0・005ミリ以下に抑えた。  上下の土台は人工関節などに使われるコバルトクロム合金、4本の支柱は結晶が非常に細かい「超微細粒鋼(りゅうこう)」を使った。いずれも硬く、加工が難しいとされるが、滑らかな曲線に加工したり、精密加工の「松一」(同)が研磨で光沢を出したりした。  デザインはZEST(ゼスト・塩尻市)が担い、信州諏訪ガラスの里(諏訪市)が砂が流れるガラスを担当した。ガラスの里と中央道下り線の諏訪湖サービスエリアで注文を受け付ける。問い合わせはガラスの里(電話0266・57・2000)へ。  「SUWA±5μ(スワプラスマイナス5ミクロン)―プロジェクト」と名付けた今回の事業は諏訪市の補助金100万円を受けた。小松精機工作所製造部長の小松隆史さん(42)は「今後も連携していろいろな商品を作りたい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>