長野市上ケ屋の飯綱高原観光協会の事務所に何者かが侵入し、現金128万円余りが盗まれたことが31日、同協会への取材で分かった。10日に大座法師池周辺で開く「第45回飯綱火まつり」の協賛金の一部で、長野中央署が盗みの疑いで調べている。同協会は、火まつりは予定通り開くとしている。 同協会によると、盗まれたのは29日午後6時から翌30日午前8時の間とみられる。窓ガラスが割られ、現金を入れてあった金庫がバールのようなものでこじ開けられていた。机の中を物色した跡もあったという。 ことしの火まつりの総事業費約1千万円のうち、500万円程度は約150の企業・団体の協賛金。この一部で金庫に入れてあった全額を盗まれた。同協会の飯島洋平専務理事(73)は「皆さんの好意を踏みにじる行為で許せない。すぐにでも返してほしい」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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