スピードスケートの今季国内開幕戦、第19回全日本距離別選手権は27日、ワールドカップ(W杯)前半戦の代表選考会を兼ねて長野市エムウェーブで開幕し、初日は男女4種目を行った。500メートルは女子の小平奈緒(相沢病院)、男子の加藤条治(日本電産サンキョー)がともに国内最高記録を更新して優勝した。 小平は1回目に国内最高の38秒06を出すと、2回目はさらに0秒01速い38秒05で滑り4連覇を飾った。続く1500メートルも1分59秒10で圧勝。1000メートルと合わせた2年連続3冠へ好発進した。 加藤は1回目に35秒08でトップに立ち、2回目に34秒64の国内最高をマーク。3年ぶりの優勝を果たした。加藤と同じ日本電産サンキョー勢は羽賀亮平が3位、長島圭一郎が4位だった。 男子1500メートルは近藤太郎(北海道・駒大苫小牧高)が1分48秒51の大会新記録で初優勝した。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧