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Channel: 信濃毎日新聞
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かがり火に浮かぶ幻想の舞 松本城を背景に「薪能」

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 第32回国宝松本城薪能が9日、松本市の松本城本丸庭園の特設舞台で開かれた。観世流の能楽師ら20人余が、松本城や徐々に暮れていく空を背景に能や狂言を演じ、約1500人の観客が見入った。  演目は、能が「羽衣(はごろも) 和合之舞(わごうのまい)」「小鍛冶(こかじ) 黒頭(くろがしら)」、狂言が「柿山伏(かきやまぶし)」。かがり火が照らす中で演じられた小鍛冶は、みかどの命を受けて剣を打つことになった刀匠に、稲荷(いなり)明神の使者が現れ、剣を打つ相方を務めるという粗筋。刀匠と黒髪に金の面を付けた使者が、笛や太鼓の音に合わせてリズミカルに剣を打つ場面などが観客を魅了した。  家族4人で旅行中の入戸野(いりとの)美津子さん(42)=川崎市=は「城もライトアップされ、幻想的な雰囲気がすてき」。母親と訪れた信州大付属松本小学校2年の横田彩さん(8)=松本市=は「太鼓の強い音が良かった」と感激していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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