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人工衛星の夢、中アから発信 駒ケ根工高生 電波実験に参加

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 高校生の作る小型人工衛星打ち上げを計画している全国工業高等学校長協会は20日、中央アルプス・宝剣岳(2931メートル)南側の極楽平付近から、人工衛星とのやりとりを想定した電波発信実験をした。授業の一環で宇宙について研究している駒ケ根工業高校(駒ケ根市)機械科の生徒3人も現地で参加。協力した神奈川県や愛知県などの16校のうち複数校が、中アからのモールス信号などの受信に成功した。  同協会は会員校607校。創立100周年の2019年までの衛星打ち上げを目指している。実験は富士山5合目付近で行った昨年に続き2回目。協会が試作した衛星(幅と奥行き10センチ、高さ20センチ)内の装置から電波を飛ばし、同校生徒は協力校との無線通信用のアンテナを掲げるなどして手伝った。  地震の前兆を察知できるような衛星を研究しているという同校機械科3年の小林和樹君(18)は「貴重な経験。自分たちの研究に生かし、いつか衛星を打ち上げられたらいい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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