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県内小6学力、平均上回る 全国テスト13年度結果

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 文部科学省は27日、小学6年と中学3年を対象に4月に実施した2013年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。公立小学校では、最も低い正答率の都道府県と全国平均の差が、初めて全科目で5ポイント以内に収まり、上位から下位までの格差が縮まった。文科省は「学力の底上げが進んだ」と分析している。  4年ぶりの全員参加で、過去に理解が不十分だった分野を集中的に出題。基礎的知識を問うA問題よりも知識の活用力を見るB問題の正答率が低く、文科省は「活用問題は、これまでと同様に課題が残っている」としている。国語と算数・数学のBの平均正答率は、Aと比べて各科目で9~22ポイント下回った。  長野県内は、国公私立合わせて564校、3万8千人余が実施日に参加した。このうち公立の平均正答率を見ると、中3は国語Aが全国平均を0・4ポイント上回ったほかは、いずれも全国平均を1・3~1・8ポイント下回った。県教委教学指導課は「中学の課題が見えた」とする。  これに対し、小6の県平均正答率は4科目とも全国平均を上回っており、差は0・6~1・1ポイントだった。  科目ごとの平均正答率では、中3は国語Aが76・8%(都道府県別で21位)、国語Bが65・9%(37位)、数学Aが61・9%(40位)、数学Bが40・2%(33位)だった。小6は国語Aが63・7%(20位)、国語Bが50・3%(14位)、算数Aが77・8%(19位)、算数Bが59・5%(13位)だった。  都道府県別(公立)は、秋田と福井が上位を占め、石川や青森も好成績。下位は沖縄や北海道が目立った。  学力テストの成績については、文科省が都道府県や市町村の教育委員会に対し、学校別に公表することを禁じているが、一部自治体から公表の要望があるため、文科省は自治体ごとの判断を認めることも検討している。  12年度は理科を追加したが、13年度は2教科に戻した。文科省は3年に1度、理科を実施することにしており、次は15年度に3教科となる。(長野県、信濃毎日新聞社)


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