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青春燃やした演劇「もう1回」 丸子修学館高OBの劇団初公演

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 丸子修学館高校(上田市中丸子)演劇部の卒業生たちが「劇団モカイコZ(ゼット)」を結成し、31日、上田市中央2の上田映劇で初公演をする。「高校時代に熱中した演劇にもう一度打ち込みたい」と、2009年度卒業生のアルバイト篠原拓夢(たくむ)さん(21)=上田市蒼久保=が元部員たちに呼び掛け、男女10人が入団した。31日は戦国、江戸時代の忍者を主人公にしたオリジナル作品「風(かぜ)ノ魔(ま)モノ」を上演する。  篠原さんは同校卒業後、都内で声優の仕事をしていたが、「声だけで演じることにもどかしさを感じていた」と言う。同じく上京していた演劇部の後輩に再び演劇をやりたいと相談したところ、「一緒にやりましょう」と言われ、仕事を辞めて帰郷。10~13年春に同校を卒業し地元に残っていた元部員らを誘い、昨年12月に劇団を発足させた。  劇団名の中の「モカイコ」は「もう一回行こう」を縮めた言葉。高校時代の演劇部の稽古で演技をやり直す時にたびたび口にしていた。「青春を燃やした演劇をもう一回やろう」という意味も込めた。  「風ノ魔モノ」は、歴史に名を残したいが実際はさえない忍者が、強いとうわさされている忍者に出会い、本当の自分と向き合う物語。団員2人と台本を手掛けた篠原さんは、自分の社会人経験も踏まえ、「ありのままの自分を受け入れて生きる大切さをテーマにした」とする。  31日の公演には、今年の全国高校演劇大会で最優秀賞に次ぐ優秀賞に選ばれ、24日に東京の国立劇場で開かれた全国高校総合文化祭優秀校東京公演に出演した現役の演劇部員も観賞に訪れる予定。篠原さんは「後輩に負けないように頑張って、刺激しあえればいい」と話している。  公演は午後1時からと午後6時からの2回。入場料は一般1500円、小学生から大学院生までは千円。問い合わせは上田映劇(電話0268・22・0269)へ。次回公演は2月ごろの予定。(長野県、信濃毎日新聞社)


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