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「玄米パン」再び復活 天龍村の20年来の人気商品

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 下伊那郡天龍村で20年余り親しまれてきた「玄米パン」が2度目の復活をする。村中心部にあったパン店の人気商品だったが、店主の鎌倉興人(おきと)さん(79)の体調不良に伴い、店は2011年1月に閉店。近くの村観光施設「龍泉閣」の料理長が受け継いだが、半年ほどで休止した。今回は鎌倉さんの親類の宮沢敏夫さん(73)が村民の期待に応えることになった。14日の発売に向け準備を進めている。  玄米パンは、玄米と小麦粉を練り込んだ生地に塩などを混ぜて蒸す。素朴な味わいともちもちした食感が特長だ。愛知県豊橋市や浜松市から買いに訪れる人もいたという。  龍泉閣の料理長が引き継いだ11年6月には、5個入り350円の品が100個売れた日もあった。人気に応えようと料理長は製造を続けたが、徐々に本業を圧迫。レストランの仕事のために玄米パン作りは休止した。  その後も村内には復活を望む声は強かった。そこへ名乗りを上げたのが、自らも玄米パンファンという宮沢さん。現役時代は電子部品製造業で働き調理は素人だが、今年5月から龍泉閣で鎌倉さんの指導でパン作りに励んでいる。  今月2日も村内の女性3人とパンを蒸し上げた。宮沢さんは「村を代表する食品にしたい」と抱負を話した。  あんこ入りと何も入れない2種類を作り、ともに5個入り450円程度で販売する予定。龍泉閣や村営温泉施設「おきよめの湯」などで扱う。(長野県、信濃毎日新聞社)


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