秋の気配を感じ始めるとされる二十四節気の「白露」の7日朝、松本市里山辺の薄川(すすきがわ)近くではソバ畑の花が満開となり、ウオーキングで行き交う人たちの目を楽しませていた。 太陽が昇る直前に雲が多くなった午前6時すぎ、秋らしくひんやりした空気に、ウオーキングをする人たちの多くは長袖姿。ソバ畑では白い花が咲き誇り、あぜの下草には暦通りに朝露が付いていた。 毎日、花の咲き具合を感じながら歩くという近くの主婦(66)は「ちょうど今が盛りですね」。夏の暑さに比べて「歩くにはこのぐらいの気温がちょうどいい」と言い、日課のラジオ体操を始めた。 県内は7日午前、ほぼ全域で曇り、一部では雨が降った。長野地方気象台によると、松本の同日朝の最低気温は、平年を1・2度上回る19・0度。長野20・1度(平年比プラス1・3度)、諏訪19・6度(同1・8度)、上田19・1度(同0・9度)、飯田18・9度(同0・1度)など平年を上回った所が多かった。 同日午後から8日の日中にかけては、秋雨前線の影響で、全域で雨が降りやすくなる見込み。(長野県、信濃毎日新聞社)
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