長野市長選に出馬する意向を示していた新人で長野市議の小泉一真氏(47)=西和田=は7日、同市の長野駅前で街頭演説し、「市民の福祉を向上させていくという使命を果たさなければいけない」と述べ、無所属で立候補することを正式に表明した。 市政の目標に「市民に奉仕する長野市役所」を掲げた。現市政について、市民の声を聞くのは話が決まった後―と批判。職員の意識改革と市民サービスの質の向上が必要と主張した。「中山間地を考えることから人口減少社会への対応が始まる」とし、移住希望者への空き家情報の提供など中山間地振興策も掲げた。 小泉氏は同市出身。早稲田大中退後、県職員などを経て2011年市議選で初当選。今年8月に市議会会派「改革ながの」を離れ無所属となった。市議の辞職願は出さず、出馬に伴い自動失職となる見込み。政党や団体の支援を求める予定はないとしている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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