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県、才教学園の違反見逃す 時間割照合せず 

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 学校法人「才教学園」(松本市)が運営する才教学園小、中学校で教育職員免許法に違反して免許を持たない教員が授業を教えていた問題で、開校した2005年度、同学園が県の現地調査に提出した教員の時間割表を県がほかの資料と照合せず、違反状態を見逃していたことが9日、信濃毎日新聞が県に対し行った情報公開請求で分かった。県情報公開・私学課は同日、見抜けなかった落ち度を認め、「現地調査はそもそも違反がない前提で実施していた。今後は調査態勢を見直したい」としている。  県情報公開・私学課は、県内の私立小中高校などの学校運営が適正か調べるために随時、現地で決算資料、給与伝票、時間割表などを調べている。才教学園に対しては、同法違反が発覚して緊急調査を実施した今年8月以前では、05年度(06年2月)、08年度(08年12月)、09年度(10年2月)の3回実施した。  公開決定された資料によると、06年2月の調査で学園側は県に対し、各教員がどの授業を担当しているか分かる時間割表を提出。これと、各教員の教員免許状などを突き合わせていれば、開校初年度から既に、中学校の免許しかない教員4人が小学校で免許外の教科を担当していたことが分かっていたことになる。  県情報公開・私学課の久保田俊一課長は取材に「05年度の調査で違反が分かっていれば、これほど大規模な違反にはつながらなかった。今後、時間割表と教員免許状を照らし合わせる」と話した。  県によると、同小、中学校では05年度からこれまでに延べ67人の教員に関して同法違反があった。(長野県、信濃毎日新聞社)


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