Quantcast
Channel: 信濃毎日新聞
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

松本でシンポ 県立大構想考える

$
0
0

 松本青年会議所(JC)、上田JC、諏訪圏JCの有志でつくる実行委員会は9日、県短大(長野市)を四年制化して新設する県立大の基本構想について考えるシンポジウムを松本市で開いた。基本構想や県内私大の現状を理解するきっかけにしてほしいと企画。教育関係者や県職員ら4人がパネリストを務めた。  構想については、松本大(松本市)や同大同窓会員らが、管理栄養士養成課程の競合などを懸念し反発している。  冒頭、会場では阿部守一知事が寄せた映像を紹介。知事は「県内の18歳が県内の大学に進学する割合は、全国で最低レベル。高校生の選択肢を増やしたい」とした。  パネル討論で、松本大学予備校(松本市)の高橋一彦校長は「県内には収容力が余っている大学がある。(学部などが県内私大と競合する基本構想では)人口減少時代に、県内私大を直撃するのは明らか」と主張。松本市政策部の大石幹也部長も「地域と大学、大学同士も競合ではなく、共存を考えていく時代だ」と訴えた。  パネル討論後、県立大学設立準備室の増田隆志室長が構想について説明。「官が民を圧迫することがないようにつくっていきたい」とした。  質疑応答では、松本大関係者から「(新県立大の)運営経費についてはいつ明らかになるのか」といった質問が出ていた。(長野県、信濃毎日新聞社)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 7401

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>