文部科学省は9日、北安曇郡白馬村にある白馬ジャンプ競技場(ラージヒル、ノーマルヒル)と白馬クロスカントリー競技場を、スキーノルディック複合競技の選手育成の国内拠点となるナショナルトレーニングセンター(NTC)競技別強化拠点施設に指定したと発表した。両競技場のNTC指定は初。県内の競技施設では5施設目となる。 両競技場には、合宿に必要な施設維持や専用練習用具の購入などトップレベルの競技者育成の経費が国から交付される。額は未定。指定期間は平昌(ピョンチャン)(韓国)冬季五輪が開催される2018年の3月末。 両競技場を管理する白馬村の太田紘熙村長は「大変うれしい。メダリスト育成に向け村としても練習環境充実を図る」と歓迎。トレーニング機器充実や作業療法士ら専門家が選手をサポートする態勢づくりなどを想定している。 県内では、07年度にスピードスケートのエムウェーブ(長野市)、ボブスレー・リュージュのスパイラル(同)、カーリングの軽井沢アイスパーク(旧スカップ軽井沢、北佐久郡軽井沢町)、10年度にショートトラックの帝産アイススケートトレーニングセンター(南佐久郡南牧村)がNTCに指定されている。(長野県、信濃毎日新聞社)
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