湖畔にぎやか　諏訪で「信毎まつり」始まる

　信濃毎日新聞社の創刊１４０周年を記念する「ありがとう１４０年　信毎まつりｉｎ諏訪」は１４日、諏訪市の諏訪湖畔公園などを会場に２日間の日程で始まった。諏訪地方などのご当地キャラクターが登場するステージや風船を使ったパフォーマンスなど多彩な催しがあり、秋めいた湖畔の風景とともに家族連れなどが楽しんだ。 　湖畔公園には信濃毎日新聞の「なーのちゃん」や茅野市子ども会育成連絡協議会の「ちーぼ」など計７体のご当地キャラが集合。諏訪郡下諏訪町から母親の裕美さん（３５）と訪れた小林華ちゃん（５）は、なーのちゃんと記念撮影し、「かわいかった」とにこにこしていた。 　会場では、伊那市を拠点に活動する風船芸人「ゴンベエワールド」の矢野正貴さん（６６）によるショーも。軽快な音楽と観客の手拍子に合わせ、アニメのキャラクターなどを風船で作った。最後は、観客が書いたメッセージカードを、風船を組み合わせて作った気球に乗せて空に放った。茅野市玉川小２年の竹内裕輝君（７）は「運動会の駆けっこで１位になれますように―と書いた」と話していた。 　近くの温泉保養施設「片倉館」では、筋肉量や骨密度などを専用機器で測定できる健康増進コーナーを開設。諏訪市の藤森みさ子さん（７５）は「骨密度など、あまりチェックできない数値を確かめられた」と満足していた。館内では創刊以来の多様なニュースを伝える信濃毎日新聞紙面の展示もあった。 　この日午後は、諏訪湖畔のホテルで俳優の檀ふみさんを招き、「信毎『私の声』の集い」が開かれた。（長野県、信濃毎日新聞社）