松本市の松本大、松本ハイランド農協などが松本駅での販売を目指して弁当を共同開発している。24日に試作品4種類を検討し、2段重ねの容器に、松本の伝統野菜「松本一本ねぎ」などを使ったおかずを詰めることを決めた。 試作品のおかずは、同駅利用者へのアンケートや試食会で好評だった品が中心。参加した人たちは「2段重ねの方が包装のデザインを工夫できる」「九つの仕切りに分かれている弁当は見た目がきれい」などと意見を交わした。 最終的に松本一本ねぎのてんぷら、山賊焼き、松本産の豚肉で巻いたおにぎりなどを詰めることにした。 同大観光ホスピタリティ学科2年の大輪輝久さん(21)は「松本らしい弁当。2段重ねだとおかずもたくさん入って豪華になる」。松本ハイランド農協の小原太郎さん(39)は「アンケートに答えた人たちが期待している。いい物ができたと言えるように頑張りたい」と話していた。 弁当は10月下旬から千個販売する予定だ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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