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ブドウ3種をスイーツに コンテストで学生らパイやムース考案

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 松本市の県松本合同庁舎で24日、旬を迎えた松本地方産のブドウ3品種を使った創作スイーツのコンテストが初めて開かれた。地元の高校、大学、専門学校の学生でつくる8チーム、計13人が出場し、ブドウの甘さや食感を生かしたムースやロールケーキなど、個性豊かなスイーツを仕上げた。  3品種は、種が無く、皮ごと食べられるナガノパープル、シャインマスカット、黄華(おうか)。8チームは事前に仕込みを済ませており、制限時間1時間で最終の仕上げをした。  松本第一高校(松本市)食物科3年の加納美優(みゆ)さん(18)と飯沼綾香さん(18)は、果肉を入れた寒天寄せやムースを層になるように盛り付けた「Mix長野のムースケーキ」を作った。飯沼さんは出来栄えに満足そうで「ブドウは工夫すればいろいろな使い方ができる食材だと分かった」と話した。  菓子店や農家団体の代表者ら審査員9人が試食し、見た目や斬新さなどの4項目で採点。松本大(松本市)健康栄養学科4年の望月菜央さん(21)が優勝した。パイの器に白ワインで煮たブドウの粒やカスタードクリームを入れた作品「ぶどうの入ったパイ」で、望月さんは「ブドウを使ったことはなかったけれど満足できるものができた。自分の技術が広がった気がする」とうれしそうだった。  コンテストは、松本地方の市町村や農協などでつくる「おいしい信州ふーど(風土)松本地域活動協議会」などが農産物の需要拡大を狙いに開催。原知(さとる)会長(73)は「新鮮な若い感覚が生きたスイーツで、農産物の需要が広がればうれしい」と期待していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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