晩秋の信州を北から南へ、地域代表の選手がたすきをつなぐ県縦断駅伝競走(信濃毎日新聞社など主催)の「60周年記念誌」が刊行された。2002年の第51回大会から11年の第60回記念大会まで10年間の歩みを、大会事務局が編集。熱いレースの様子が生き生きと伝わってくる内容だ。 A4判のオールカラーで全78ページ。信毎の記事を基に、レース展開を伝える文と写真を1大会につき4ページにまとめた。参加全チームの各区の出場選手名、記録などをまとめた順位表や、総合順位の変動表もあり、競り合った様子も一目で分かる。 ここ10年は各チームの実力が伯仲し、第52、53回の長野市以降は連覇したチームがない。同事務局は「大会の盛り上がりや、地域の選手たちの頑張りがこの記念誌で少しでも伝わればいい」としている。 発行部数は限定千部。定価は送料込みで1500円。申し込みは信毎事業部(平日午前9時~午後5時、電話026・236・3399)へ。 ことしの第61回大会は、今月17、18両日、長野市―飯田市間の22区間、217・5キロのコースで行う。(長野県、信濃毎日新聞社)
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