下伊那郡天龍村でとれた食材を使った給食を味わう「ふるさと大好き給食」が20日、天龍小学校と天龍中学校で開かれた。児童生徒計46人が生産者らと交流しながら「天龍の恵み」を楽しんだ。 地域に愛着を持ってもらおう―と年1回開いている。メニューは五平餅とアマゴの空揚げ、けんちん汁、ユズ果汁と野菜のあえ物。デザートはドラゴンフルーツを煮詰めたジャムをかけたゼリー。 天龍小の全児童32人は、家庭科室で村内の女性グループ「味の開発研究会」の指導を受けながら五平餅を作った。その後、プレイルームで大きな輪になって座り、給食を食べた。村の食材のうち、昨年からとれるようになったドラゴンフルーツは収穫量が少なく、果肉をそっと口に運ぶと児童に笑顔が広がった。 6年の渡久山凜(とくやまりん)君(12)は「生産者の人と一緒に手間をかけて作ったご飯はいつもよりおいしく感じた」と喜んでいた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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