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年末年始「最大9連休」効果? 県内旅行代理店で予約伸びる

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 県内の旅行代理店で、年末年始の旅行予約が順調に推移している。12月28日から年明けの1月5日まで土・日曜を含めると最大で9連休となり、旅行日程も長期化。景気が回復傾向にあることも背景に、国内、海外とも予約が伸びている。  エイチ・アイ・エス長野営業所(長野市)は、年末年始の予約人数が前年の最終実績を上回っており、海外は5%増、国内は50%増。海外旅行は夏から予約が入り、既に埋まったため、国内旅行に切り替える人が多いという。客単価も海外で2万円、国内で1万円程度増えている。  同営業所の大村洋介所長は「9連休になるだけでなく、東日本大震災以降、家族の結び付きを深めようと年末年始に家族旅行を希望する傾向が強まっている。せっかく行くなら多少高くても質にこだわりたい―という人が増えた」と分析する。  日本旅行南信州支店(伊那市)は年末年始のツアー旅行の販売額が前年同期と比べ20%増。国内旅行は例年、1泊2日が多いが、今年は2泊3日に長くなっているといい、太田五一支店長は「連休が長い分、日程が自由に選べるので久しぶりに出掛けようという人が多い」と話す。  日の出観光(飯田市)も国内旅行のツアー販売額が20%ほど増加、日程も長くなっており、小畑秀社長は「景気が回復傾向にあることが要因」とみる。トップツアー長野支店(長野市)は海外への航空チケットや宿泊施設の予約が取れず、国内旅行に切り替える客も多いという。国内旅行の日程は例年の1泊2日や2泊3日から3泊4日に延び、富沢友晴支店長は「消費税増税前に長期で旅行したいという人も多い」とする。  近畿日本ツーリスト長野支店(同)は、特に海外旅行が好調で、年末年始の海外旅行の予約人数は前年同期の約2倍。欧州のほか、ネパールなど長期でアジアに行く客も多いという。同支店の担当者は「夏の発売と同時に売れた海外旅行商品もあった」という。  一方、軽井沢プリンスホテル(北佐久郡軽井沢町)などを運営するプリンスホテル(東京)は、ホームページで「9連休を楽しむプリンスホテルの年末年始」と銘打って暦を載せるなどしてPR。軽井沢プリンスホテルによると、この年末年始は例年より連泊客が多く、既に予約で9割程度埋まっているといい、担当者は「震災以降は特に、軽井沢を集合場所に、家族でゆっくり過ごす利用客が増えている」と話している。(長野県、信濃毎日新聞社)


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