上田市の母袋創一市長(61)=無所属、下塩尻=は2日開かれた市議会12月定例会一般質問の答弁で「初心を大切にしながら、新たな気持ちで市民の審判を仰ぎたい」と述べ、任期満了に伴う来年3月23日告示、30日投開票の上田市長選に3選を目指して立候補すると正式表明した。 母袋氏は3期目に向けて解決に取り組む課題として、上田地域広域連合による統合ごみ処理施設の建設、地域内分権の確立、地域医療の再生、来年10月に天神に開館する市交流文化芸術センターを中心とした都市づくりの4点を挙げた。合併により整備した公民館などの有効活用や教育行政への積極的な提言、北陸新幹線金沢延伸に向けた観光振興施策にも意欲を示した。 母袋氏は県議3期目途中の2002年3月、合併前の旧上田市長選で現職を破り初当選。4市町村合併に伴う06年4月の市長選は無投票で当選し、10年3月の市長選で新人を破り再選された。 今回の市長選ではほかに、上田市議の新人金井忠一氏(63)=共産党、国分=が立候補する意向を示している。(長野県、信濃毎日新聞社)
↧