諏訪地方のタクシー会社５社でつくる諏訪地区タクシー事業協同組合は、電飾で彩った住宅や事業所をタクシー運転手が「勝手に」投票して表彰する「クリスマス・イルミネーション勝手にグランプリ」をこの冬も開く。イルミネーションで飾る家庭を応援しようと始め５年目。今回が最終年で、「グランプリ賞」を新設して盛り上げる。
タクシー運転手が夜間も街中を走ることを生かし、住民の目を楽しませる輝きや飾り付けを広く知ってもらおうと２００９年に始めた。順位は付けず、「ホットな家族でワイワイ賞」「あっとほーむ賞」などを設けて毎年約２０件を表彰してきた。組合から賞状や記念品を贈っている。
今回の審査は今月３０日まで。運転手の推薦を受け、来年１月に写真を基に審査する。グランプリ賞は、今後も続けてほしいイルミネーションに贈る考えだ。
５年目を迎え、「イルミネーションが地域に普及した」として組合としては投票を終える。山谷恭博理事長（６５）は「路地を入ったところのイルミネーションなど、運転手でなければ気付きにくい場所も少なくない。地域に定着したイベントなので、引き継いでもらえる団体があればうれしい」と話している。（長野県、信濃毎日新聞社）
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イルミネーション「勝手に」審査 諏訪地方のタクシー運転手
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