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新時代到来、沿線住民ら体感 北陸新幹線の走行試験始まる

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 2015年3月の北陸新幹線(長野経由)の長野―金沢間延伸開業を控え、JR東日本の新幹線総合検測車「イースト・アイ」による走行試験が始まった2日、長野―黒部宇奈月温泉(富山県黒部市)間の各新幹線駅では、住民や関係者らが初の新幹線車両の到来を歓迎、開業に向け期待を膨らませた。  長野―上越妙高(新潟県上越市)間の起工式が開かれたのは、長野新幹線開業から半年近く後の1998年3月。長野以北の沿線住民らはこの時から15年以上待った。底冷えする中、厚着にヘルメットを着用した住民らが午前3時すぎから集まった飯山市の新幹線飯山駅をはじめ、各駅で検測車を出迎えるイベントが開かれた。  新幹線ホームから日本海を望むことができ、「日本海に一番近い新幹線駅」を売りにする新潟県糸魚川市の糸魚川駅。検測車は正午すぎに姿を見せた。歓迎イベントの人垣の中には、JR大糸線で糸魚川駅とつながる大北地方の自治体関係者の姿も。北安曇郡小谷村の松本久志村長は「新幹線を活用して、糸魚川を起終点に北アルプスや木曽、東信方面などさまざまな周遊観光ルートを具体化していく必要がある」と強調した。  検測車は午後3時半ごろ、黒部宇奈月温泉駅に到着。その後折り返して上越妙高駅に午後5時47分に着き、初日の行程を終えた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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