飯田市は4日、公募したミニバイクやオートバイ(排気量125cc以下)用ナンバープレートの独自デザインを発表した。市民の投票で、市臨時職員の加藤紀子さん(40)=下伊那郡高森町吉田=の作品を採用。飯田市のシンボル風越山を背景に、飯田地方の伝統工芸「水引」やリニア中央新幹線の車両をあしらって飯田らしさをアピールしたデザインで、来年1月24日から枚数限定で交付する。 飯田の魅力を発信しようと7月にデザインを募集し、市内外から79点の応募があった。市選考委員会が8点に絞って市民に投票を呼び掛け、加藤さんの作品は投票総数396票のうち、次点より30票余り多い最多の93票(得票率23・5%)を集めた。加藤さんはバイクに乗らないが、「このプレートを付けて走ってもらえたらうれしい」と話していた。 独自プレートは50cc以下用1500枚、90cc以下用250枚、125cc以下用250枚の計2千枚を用意。新規登録の場合は従来のプレートか独自プレートかを選ぶことができ、登録済み車両も1回だけ独自プレートに無料交換できる。 「1」や「777」といった人気の高い番号の希望も今月16日~来年1月10日に受け付ける。問い合わせは市税務課(電話0265・22・4511)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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