松本署は7日、松本市の80代の無職女性が昨年12月から今年9月にかけて過去の出資金を取り戻すなどの名目で金を要求され計930万円をだまし取られたと発表した。詐欺の疑いで調べている。 同署によると、昨年12月下旬、女性の自宅に債権回収会社の社員を名乗る男から「以前出資していたお金を取り返せる。供託金として30万円を振り込んでほしい」などと電話があり、女性は指定された金融機関の口座に30万円を振り込んだ。その後も国税局職員などを名乗る男からはがきや電話で同様に金を要求され、今年9月下旬までに計14回、振り込むなどした。 女性が頻繁に金融機関に行くことなどを同居する家族が不審に思い、同署に相談して被害が分かった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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