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小澤さん、SKF閉幕後初の会見 「家族に助けてもらった」

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 サイトウ・キネン・フェスティバル(SKF)松本の小澤征爾総監督(78)が19日、東京都内で記者会見した。8~9月に松本市で開いたSKF松本が閉幕してから初の会見。2年ぶりに指揮台に立ち、予定されたオペラなど5公演で力強く指揮したフェスについて「とても満足」と振り返った。  小澤さんは、病気療養のため今春まで1年間指揮活動を休止。この日は、元気そうな表情を見せ、今フェスについて「家族全員に助けてもらった。無理しないよう長い練習を短い練習にした」と述べた。今月11日に都内で予定された公演は風邪のため、出演を取りやめた。練習の指揮をして汗をかいたまま自転車に乗って風邪をひいたといい、「今は大丈夫です」と答えた。  会見では、来年3月に神奈川、愛知、滋賀の3県、東京都の4会場で指揮する小澤征爾音楽塾のオペラ「フィガロの結婚」について発表。オーケストラが壇上中央で演奏し、周囲で歌手が演じる新たな形式「オペラ・ドラマティコ」に挑戦するという。小澤さんは「積極的にそうやろうという意欲がある」と述べ、今後同塾の定番の上演形式にしたい考えを示した。  小澤征爾音楽塾は、若手音楽家を育成しようと2000年に発足。サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーらが教え、ほぼ毎年、オペラを国内で上演。SKF松本では小学6年対象の「子どものための音楽会」、中学1年対象の「青少年のためのオペラ」を担っている。(長野県、信濃毎日新聞社)


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