「飾るの楽しみ」塩尻の園児が門松作り　お年寄りの指導受け

　塩尻市の大門保育園の年長園児４４人が１９日、塩尻地域シルバー人材センターの会員男性５人の手ほどきを受け、正月飾りの門松を同園で作った。 　園児は作り方の説明を受けた後、わらを巻いた容器に竹を入れ、竹筒で一人ずつ砂を入れて竹を固定した。その後、松を竹の後方に、杉を竹の周りに差し込んだ。最後に梅の花や南天、和紙で作った紙垂（しで）などを飾り付け、高さ約８０センチの門松を４基完成させた。 　シルバー人材センター会員の寺沢聡さん（７５）＝塩尻市洗馬＝は、松に長寿を願う意味があることや紙垂には厄よけの意味があることを説明した。川口祐太朗君（６）は「砂を入れるのが楽しかった。飾るのが楽しみ」と話していた。大門保育園は、２５日以降に玄関などに飾る予定だ。 　同センターは毎年、門松を制作。昨年、園児が門松作りを見学しており、今年は園児に門松作りを体験してもらおうと、保育園と同センターが共同で企画した。（長野県、信濃毎日新聞社）