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年末年始を前に県警が冬山情報 北ア・北部の積雪は例年より多め

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 県警地域課は19日、冬山登山者が増える年末年始(12月28日~来年1月3日)を前に、県内山岳の来年3月末までの「冬山情報」を発表した。北アルプス・北部は例年より積雪は多く、他の山域は例年並みという。  昨季(昨年12月~今年3月)の県内山岳の遭難事故は過去5年で最多の34件41人に上ったことから、県警などは年末年始に北アなどの登山口で気象情報などを提供するほか、今季から初めて、県山岳遭難防止対策協会(遭対協)が各山域ごとに遭難発生状況などを示した掲示板「山の安全かわら板」を比較的登山者が多い山域の登山相談所に設置する。  同課によると、19日現在の積雪は北ア南部・西穂山荘で1・6メートル、北ア北部・八方池山荘で2メートル。中央ア・ホテル・千畳敷が1メートル、八ケ岳連峰・赤岳鉱泉が0・2メートル。  昨季に遭難した41人うち、死者は14人、けが人は16人、無事救出は11人。死亡の原因は疲労凍死が最多の5人で、転落・滑落の2人で続いた。同課は「吹雪になると、1人でラッセルをしないといけなくなり、体力の消耗が激しくなる」と分析。「山専門の気象情報などを収集し、登山をしてほしい」と呼び掛けている。  山の安全かわら板は年末から、八ケ岳連峰の美濃戸、奥蓼科、中アの千畳敷、北ア南部の中の湯、北ア北部の五竜遠見、白馬八方、栂池高原の計7カ所の登山相談所に設置。各山域ごとの今シーズンの遭難発生状況や過去に大きな遭難事故が発生した場所を地図上で示したりするという。(長野県、信濃毎日新聞社)


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