飯田下伊那地方の経済関係を中心とする１１団体でつくる「南信州経済団体連絡協議会」は２１日、飯田市内で定例会を開き、リニア中央新幹線の開業を見据えた地域の課題や対応について意見交換した。経済団体や行政などの関係者１４人が出席。リニアの県内駅が同市上郷飯沼・座光寺に計画されていることを受けて、駅名に「飯田」の文字を含めるよう求める声が相次いだ。
リニア建設に向けて、アクセス道などのハード整備の動きが注目される中、出席者からは「駅名を地域全体で考えた方がいい」として市民と共に取り組むことを提案する意見や、「（周囲から）『飯田駅』の名前を付けないと駄目―と言われる」「個人的には『飯田駅』とする以外にはないと思う」といった発言が続いた。
同連絡協議会の横田盛広・代表幹事は、リニアの東京―名古屋間の開業が予定される２０２７年までの時間は短いとして、「今ここで何をすべきか明確にすべきだ」と主張。定例会で講演した牧野光朗市長は、少子高齢化を地域課題に挙げ、リニア時代に向けて「地域を持続可能にしていくための準備が今から必要になっている」と述べた。（長野県、信濃毎日新聞社）
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「飯田をリニア駅名に」 飯伊の連絡協で意見
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